“朱舜水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅしゅんすい71.4%
しゆしゆんすゐ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この文章は、光圀みつくにの起稿ではない。光圀が尊敬し師事していた朱舜水しゅしゅんすいの文集のうちにある楠公画賛がさんの一文をとって、碑銘に用いたものである。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
神田川にそそぐお茶の水の堀割は、両岸の土手が高く、樹木が鬱蒼うっそうとして、水戸みと家がへいした朱舜水しゅしゅんすいが、小赤壁しょうせきへきの名を附したほど、茗渓めいけい幽邃ゆうすいの地だった。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
彼は火災保険生命保険の必要を論述せんとして曲亭馬琴の夢想兵衛を引き、日本に於ける金銀価格の歴史を論ぜんとして先哲叢談に朱舜水しゆしゆんすゐが日本金価廉也、中国百倍之といへるを引けり。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
「久しぶりだなあ。朱舜水しゆしゆんすゐの建碑式以来だらう。」
歯車 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)