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末年
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ばつねん
ふりがな文庫
“
末年
(
ばつねん
)” の例文
最後に僕の知つてゐる頃には年とつた
猫背
(
ねこぜ
)
の測量技師だつた。「
大溝
(
おほどぶ
)
」は
今日
(
こんにち
)
の
本所
(
ほんじよ
)
にはない。叔父も
亦
(
また
)
大正の
末年
(
ばつねん
)
に
食道癌
(
しよくだうがん
)
を病んで死んでしまつた。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
共立学舎は
尺振八
(
せきしんぱち
)
の経営する所である。振八、
初
(
はじめ
)
の名を
仁寿
(
じんじゅ
)
という。下総国高岡の城主
井上
(
いのうえ
)
筑後守
正滝
(
まさたき
)
の家来鈴木
伯寿
(
はくじゅ
)
の子である。天保十年に江戸佐久間町に生れ、安政の
末年
(
ばつねん
)
に尺氏を冒した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
何、黄などは知れたものさ。何しろ前清の
末年
(
ばつねん
)
にいた
強盗蔡
(
ごうとうさい
)
などと言うやつは月収一万元を越していたんだからね。こいつは
上海
(
シャンハイ
)
の租界の外に堂々たる洋館を
湖南の扇
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
末
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
“末”で始まる語句
末
末期
末裔
末枯
末子
末世
末梢
末路
末席
末代