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未々
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まだ/\
上げ是々皆なの
衆先々靜にせられよ此れ處か
未々お
負がある是を惣内殿
貴方覺えが有うなと
投出す
姫路革の三徳を見て惣内はヤア是はと云を
寛すなとは此ことなりと
空嘯いて居たりけるお文は
切齒をなしヱヽ
忌々しい段右衞門
未々其後も慈恩寺村にて
能張半が出來たと云つて
夫三五郎を
打殺し胴卷の金を取て
頭割にせんとて彼是二十人ばかり呼集め何でも奴は恐い
早足だと云ひおつたから
最餘程行し時分なれ共
未々三里の松原までは懸る氣遣ひなし本海道を
追駈るより
裏道を