木匠こだくみ)” の例文
仮令たとへ木匠こだくみの道は小なるにせよ其に一心の誠を委ね生命を懸けて、慾も大概あらましは忘れ卑劣きたなおもひも起さず、唯只鑿をもつては能く穿らんことを思ひ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
力をきざ木匠こだくみ
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
よしや惜しむとも惜しみて甲斐なくとどめて止まらねど、たとえば木匠こだくみの道は小なるにせよそれに一心の誠をゆだ生命いのちをかけて、欲も大概あらましは忘れ卑劣きたなおもいも起さず
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
力をきざ木匠こだくみ
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)