ちぎ)” の例文
その國より科野しなのの國一九に越えまして、科野の坂二〇の神を言向けて、尾張の國に還り來まして、先の日にちぎりおかしし美夜受みやず比賣のもとに入りましき。
すなはちはむと思ほししかども、また還り上りなむ時に婚はむと思ほして、ちぎり定めて、東の國に幸でまして、山河の荒ぶる神又は伏はぬ人どもを、悉にことむやはしたまひき。
かくちぎりて、すなはち詔りたまひしく、「汝は右より𢌞り逢へ、は左より𢌞り逢はむ」とのりたまひて、ちぎへて𢌞りたまふ時に、伊耶那美の命まづ「あなにやし、えをとこを