“最前:さっき” の例文
“最前:さっき”を含む作品の著者(上位)作品数
夢野久作6
正岡容2
ウィリアム・シェークスピア1
杉山萠円1
海野十三1
“最前:さっき”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 戯曲16.7%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸1.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
これは大変と吃驚びっくりして袋を調べて見ると、最前さっき美留女姫が鋏で切り破った穴が、袋の底に三角にいている。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
甲給仕 足下おぬしをば、大廣間おほびろまで、最前さっきから呼ばってぢゃ、さがしてぢゃ、尋𢌞たづねまはしてぢゃ。
そうしてそのお爺さんは、最前さっき美留女姫と白髪小僧とを追っかけた、眼の玉の青いお爺さんに相違ちがいなかった。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
私の背後に突立った若林博士は、最前さっきからの通りの無表情な表情をして、両手をうしろにまわしたまま、私をジッと見下していた。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……と同時に少年も私が読み終るのを待ちかねていたらしく、うつむいていた顔を上げたが、その眼は最前さっきの通り黒水晶のように静かに澄み切っていた。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そこでいろいろ考えたのですが、丁度最前さっきの友達が死んで間もなくであったものですから、咄嗟とっさに思いついてその友達の話をすることにしたのです。
私は無言のまま、最前さっきから挟んでおいた体温器を取り出して、副院長の前にさし出した。
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……ところが又、こいつを聞くと同時に、最前さっきから捻じれるだけ捻じれていた吾輩の神経がモウと捻じりキリキリ決着のところまで捻じ上ってしまったから止むを得ない。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「だって旦那、最前さっきおっしゃったでしょ、かね(金)のおちんこ」
艶色落語講談鑑賞 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「こっちがお願いするといってるじゃねえか最前さっきから」
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
イヤッ……これあどうも……最前さっきから平気で色眼鏡を外したり、僕と一緒に男便所へ入ったりされるから真逆まさかと思っておりましたが……ハハア……貴女あなたがサイ・メイ・ロン君の青紅嬢で、同時にRの四号君。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
最前さっき、ゴトーンといったのは何だったのか知らんと考えて見ましたが、もしかしたら僕の思違いかも知れないと思いましたから又、二階に上って来て母の顔を見ますと、もう向うを向いて布団に潜っていて、櫛巻くしまきの頭だけしか見えませんでした。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……ですけども解らない事を考えるのは、小ちゃい時から好きでしたので、暇さえあれば亜米利加アメリカの新聞を読んで、色んな犯罪事件を研究するのを楽しみにしていたのですが、そのうちに最前さっきお話ししましたような事から、思いがけなく日本の新聞が手に入りまして、その記事が眼に付きますと、父親の事とは夢にも知りませぬまま、色々と研究しておりますうちに、非常に面白い事件に見えまして、そのために日本に来て見たくて来て見たくてたまらなくなりました。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)