“寒気立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さむけだ50.0%
さむけだっ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昼間は、もう草萌くさもえのぬくむ土、ぬるむ水に、春の肌心地を感じるので、油断して、薄着のまま出てきたが、夜になると、急にとげのある空気が、風邪心地かぜごこちの肌を寒気立さむけだてる。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
フト身体からだ中がゾクゾクと寒気立さむけだって来たようなので気がついて見ると、私はいつの間にか最前さっきの九州帝国大学精神病科の教授室に帰っていて、最前腰をかけていた回転椅子に、最前のように腰をかけて
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)