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てがみ
ふりがな文庫
“
書簡
(
てがみ
)” の例文
張はここぞと思って一生懸命になって頼んでいると、一人の使がやってきて
書簡
(
てがみ
)
を道士に渡した。道士はそれを開いて読んだが、読んでしまうと笑いだした。
賭博の負債
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
国元では伜が今までにない初めての
入用
(
いりよう
)
、定めし急な買物であろうと、眼鏡は掛ても
書簡
(
てがみ
)
の裏は透さずに、何がしという
為替
(
かわせ
)
を早速送り越したので、貞之進は見るより早くその暮方
油地獄
(新字新仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
その
書簡
(
てがみ
)
の
封
(
ふう
)
を開くと、その中からは意外な悲しいことや
煩
(
わずら
)
わしいことが現われようとも、それは第二段の事で、差当っては
長閑
(
のどか
)
な日に友人の手紙、それが心境に投げられた
恵光
(
けいこう
)
で無いことは無い。
野道
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
屈
(
かゞ
)
め
若
(
もし
)
斯樣々々
(
かやう/\
)
の女に
逢
(
あひ
)
給はずやと
問掛
(
とひかけ
)
られ九助は一向見掛ぬ旨
答
(
こた
)
へれば彼者又水呑村に九助殿と申人が御座るかと
聞
(
きく
)
故
(
ゆゑ
)
ハイ其九助は私しで御座ると云に夫は
幸
(
さいは
)
い某しは松平
玄蕃守
(
げんばのかみ
)
家來石川安五郎と申者樣子有て今御
尋
(
たづね
)
申處なりと
懷中
(
ふところ
)
より
書簡
(
てがみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“書簡(
手紙
)”の解説
手紙(てがみ、en: letter)とは、用事などを書いて、人に送る文書。信書(しんしょ)、書簡・書翰(しょかん)、書状(しょじょう)などとも呼ばれる。古くは消息(しょうそく、しょうそこ)、尺牘(せきとく)とも呼ばれた。
狭義には封書(封筒で包んで届けるもの)のみを指して用いるが、広義には封書に加えて、はがき(封筒に入れずに送る書状)も含む。
(出典:Wikipedia)
書
常用漢字
小2
部首:⽈
10画
簡
常用漢字
小6
部首:⽵
18画
“書簡”で始まる語句
書簡箋
書簡文