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晴夜
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せいや
ふりがな文庫
“
晴夜
(
せいや
)” の例文
ただ
晴夜
(
せいや
)
のこととて、星だけが空にきらきらと明るくかがやいていた。しかし星あかりだけでは、道と道でないところの区別はつかなかった。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
手を出そうかなと思う矢先へもって来て、急に黒い
斑点
(
はんてん
)
が、
晴夜
(
せいや
)
の
星宿
(
せいしゅく
)
のごとく、縦横に行列するんだから、少し
辟易
(
へきえき
)
してしまって、ぼんやり皿を
見下
(
みおろ
)
していた。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この恨み、
果
(
はた
)
さるべき日は
遂
(
つひ
)
に
來
(
きた
)
りぬ。こぞの秋、われ思はずも病にかゝりて東海のほとりにさすらひ、こゝに身を清見潟の山水に寄せて、
晴夜
(
せいや
)
の鐘に多年のおもひをのべむとす。
清見寺の鐘声
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
昨日の
上
(
あが
)
り
高
(
だか
)
では千五百円の大損、それに引きかえて、同所の、
火除
(
ひよ
)
け地へ、毎夜出る
麦湯
(
むぎゆ
)
の店は百五十軒に過ぎ、氷水売は七十軒、その他の水菓子、甘酒、諸商人の出ること、
晴夜
(
せいや
)
には
朱絃舎浜子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
“晴夜”の意味
《名詞》
よく晴れ渡った夜。
(出典:Wiktionary)
晴
常用漢字
小2
部首:⽇
12画
夜
常用漢字
小2
部首:⼣
8画
“晴”で始まる語句
晴
晴々
晴衣
晴天
晴着
晴間
晴朗
晴季
晴渡
晴明