旭光きょっこう)” の例文
晴れ渡った晩秋の旭光きょっこうがウラウラと山懐やまぶところの大邸宅を照し出すと、黄色い支柱を並べた外廊下に、白い人影が二つほど歩みあらわれた。
白菊 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
燦々さんさんと、その旌旗せいきよろいかぶとに旭光きょっこうがきらめいて、群集は眼もくらむような心地に打たれた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
旭光きょっこう一射霜を払いて、水仙たちまちりんとせり。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ちょうど花頂山や如意にょいたけなどの東山一帯の線が、暁空あけぞらにくっきり浮き出して、くれないの旗みたいな雲の裂け目から、旭光きょっこうが縦横に走って見えたが、往来へ出て、北山西山のほうをみると
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
飛沫しぶき旭光きょっこうして、磯は金色こんじきに煙っていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)