“旧怨”の読み方と例文
旧字:舊怨
読み方割合
きゅうえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
現在の弘徽殿の女御の嫉妬(しっと)の対象は藤壺の宮であったからそちらへ好意を寄せる源氏に、一時忘れられていた旧怨(きゅうえん)も再燃して憎しみを持つことになった。
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)
今日のりきみは身を損(そん)じ愚弄(ぐろう)を招(まね)くの媒(なかだち)たるを知り、早々にその座を切上げて不体裁(ぶていさい)の跡を収め、下士もまた上士に対して旧怨(きゅうえん)を思わず、執念(しゅうねん)深きは婦人の心なり
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
旧怨(きゅうえん)を捨て、以来不遇にあると聞いた旧友平田賛五郎に、今度の通し矢の機会に、ぜひ共汚名を雪(そそ)いでもらいたい——そして以前の藩地へ戻ってもらいたい——と
死んだ千鳥 (新字新仮名) / 吉川英治(著)