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日暦
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ひごよみ
ふりがな文庫
“
日暦
(
ひごよみ
)” の例文
日暦
(
ひごよみ
)
を一枚一枚ひっぺがしては、朝の素晴しく威勢のいい石油コンロの唸りを聞いて、熱い茶を啜る事が、とても
爽
(
さわ
)
やかな私の日課となった。
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
露店に並んだ
絵葉書
(
えはがき
)
や
日暦
(
ひごよみ
)
——すべてのものがお君さんの眼には、壮大な恋愛の歓喜をうたいながら、世界のはてまでも
燦
(
きら
)
びやかに続いているかと思われる。
葱
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
長火鉢の側の柱にかかった
日暦
(
ひごよみ
)
の頁に遊びごとや来客などの多い正月一ト月が、幻のように
剥
(
は
)
がれて行った。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
欄間
(
らんま
)
の
色硝子
(
いろガラス
)
は
漆喰
(
しつくひ
)
塗りの壁へ緑色の日の光を映してゐる。板張りの床に散らかつたのはコンデンスド・ミルクの広告であらう。正面の柱には時計の下に大きい
日暦
(
ひごよみ
)
がかかつてゐる。
あばばばば
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
洋一は立て膝を
抱
(
だ
)
きながら、
日暦
(
ひごよみ
)
の上に懸っている、大きな柱時計へ眼を挙げた。
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
茶の間には長火鉢の上の柱に、ある毛糸屋の広告を兼ねた、大きな
日暦
(
ひごよみ
)
が懸っている。——そこに髪を切った浅川の叔母が、しきりと
耳掻
(
みみか
)
きを使いながら、忘れられたように坐っていた。
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
暦
常用漢字
中学
部首:⽇
14画
“日”で始まる語句
日
日向
日本
日和
日光
日中
日々
日数
日暮
日毎