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新建
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しんだち
ふりがな文庫
“
新建
(
しんだち
)” の例文
その通りは、すべての都会にあるような混乱された一区劃で、
新建
(
しんだち
)
で、家そのものさえ
艶
(
なま
)
めかしい匂いとつやとをもっているのであった。
幻影の都市
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
と、ぶつ/\
呟
(
ぼや
)
きながら、その男は今度の
新建
(
しんだち
)
をも誰ぞ貰つて呉れ手は無からうかと、人の顔さへ見ると
無理強
(
むりしひ
)
に押しつけてゐるさうだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
町の
旅籠
(
はたご
)
や料理屋へ
肴
(
さかな
)
を仕送っている
魚河岸
(
うおがし
)
の問屋の旦那が、仕切を取りに、東京からやって来て、二日も三日も、
新建
(
しんだち
)
の奥座敷に飲つづけていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
閉
(
たて
)
きってあったような、その
新建
(
しんだち
)
の二階の板戸を開けると、直ぐ目の前にみえる山の傾斜面に
拓
(
ひら
)
いた畑には、麦が青々と伸びて、蔵の
瓦屋根
(
かわらやね
)
のうえに、
小禽
(
ことり
)
が
怡
(
うれ
)
しげな声をたてて
啼
(
な
)
いていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
木組などの
繊細
(
かぼそ
)
いその家は、まだ
木香
(
きが
)
のとれないくらいの
新建
(
しんだち
)
であった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
新
常用漢字
小2
部首:⽄
13画
建
常用漢字
小4
部首:⼵
9画
“新”で始まる語句
新
新造
新聞
新手
新橋
新羅
新宿
新道
新田
新嘉坡