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新嫁
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にいよめ
ふりがな文庫
“
新嫁
(
にいよめ
)” の例文
先代の主人夫婦は、二、三年前に引きつづいて世を去ったので、
新嫁
(
にいよめ
)
になんの気苦労もなかった。夫婦の仲も睦まじかった。
経帷子の秘密
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
なにごとかと思われたのに、目の前でとついだばかりの
新嫁
(
にいよめ
)
がとつぜんはだを見せようというのです。
右門捕物帖:32 朱彫りの花嫁
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
まだ
新嫁
(
にいよめ
)
でいらしッたころ、一人の
緑子
(
みどりご
)
を
形見
(
かたみ
)
に残して、
契合
(
ちぎりあっ
)
た夫が世をお去りなすったので、
迹
(
あと
)
に一人
淋
(
さび
)
しく
侘住
(
わびずま
)
いをして、いらっしゃった事があったそうです。
忘れ形見
(新字新仮名)
/
若松賤子
(著)
平原の平和な夜の沈黙を破って、遙か下のポルチウンクウラからは、
新嫁
(
にいよめ
)
を迎うべき教友らが、心をこめて歌いつれる合唱の声が、静かにかすかにおごそかに聞こえて来た。
クララの出家
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
「思召しは有難いが、こんなやくざな野郎が居ちゃ眼障りだろう、——それに、あっしにしても、美しい
新嫁
(
にいよめ
)
振りを見せ付けられちゃ、たまらねえ、親分止め立ては殺生だぜ」
銭形平次捕物控:012 殺され半蔵
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
姉様遊びの姉さまが
新嫁
(
にいよめ
)
の別名であったことは、あの顔より大きな
髪飾
(
かみかざ
)
り、紅の
衣裳
(
いしょう
)
の
染模様
(
そめもよう
)
を見てもわかるが、その花オカタが古いオカタと同居して、特に姉様と呼ばれて区別せられる必要などは
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
夫たるべき陽吉が内輪に歩行を運び、妻たるべき
新嫁
(
にいよめ
)
は大またに外輪だったのです。
右門捕物帖:11 身代わり花嫁
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
一見してだれの目にも
新婿
(
にいむこ
)
新嫁
(
にいよめ
)
と見えるうらやましいひと組みです。
右門捕物帖:32 朱彫りの花嫁
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
新嫁
(
にいよめ
)
もまた同じ町内の同じ薬種問屋の妹娘で名はお冬。
右門捕物帖:32 朱彫りの花嫁
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
新
常用漢字
小2
部首:⽄
13画
嫁
常用漢字
中学
部首:⼥
13画
“新”で始まる語句
新
新造
新聞
新手
新橋
新羅
新宿
新道
新田
新嘉坡