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断間
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しきり
ふりがな文庫
“
断間
(
しきり
)” の例文
旧字:
斷間
二階の八畳間に、火鉢が
唯
(
たつた
)
一個
(
ひとつ
)
、
幾何
(
いくら
)
炭をつぎ
加
(
た
)
して、青い焔の舌を
断間
(
しきり
)
なく吐く程火をおこしても、寒さが
背
(
そびら
)
から
覆被
(
おつかぶ
)
さる様で、襟元は絶えず氷の様な手で撫でられる様な気持がした。
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
重い
柄杓
(
ひしやく
)
に水を溢れさせて、口移しに飲まうとすると、サラリと髪が落つる。髪を
被
(
かづ
)
いた顔が水に映つた。
先刻
(
さつき
)
から
断間
(
しきり
)
なしに
熱
(
ほて
)
つてるのに、
周辺
(
あたり
)
の青葉の故か、顔が
例
(
いつも
)
よりも青く見える。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“断”で始まる語句
断
断崖
断念
断乎
断末魔
断然
断食
断片
断々
断腸