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撲
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な
ふりがな文庫
“
撲
(
な
)” の例文
云ふが儘に、酒が運んで来られたので、今
撲
(
な
)
ぐられた
憤怒
(
いかり
)
は殆ど全く忘れたやうに、余念なく酒を湯呑茶椀で
仰
(
あふ
)
り始めた。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
「無法でたくさんだ」とまたぽかりと
撲
(
な
)
ぐる。「貴様のような奸物はなぐらなくっちゃ、答えないんだ」
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それだけが「眼の前」で、短かい——グッと
咽喉
(
のど
)
につかえる瞬間に行われた。見ていた漁夫は、思わず眼をそらした。酔わされたような、
撲
(
な
)
ぐられたような興奮をワクワクと感じた。
蟹工船
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
正体のない嘉吉を
撲
(
な
)
ぐる。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「風が
撲
(
な
)
ぐって来よった」
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「どうも驚ろいちまう。私なら
撲
(
な
)
ぐってやる」
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
撲
常用漢字
中学
部首:⼿
15画
“撲”を含む語句
相撲
打撲
撲殺
打撲傷
撲倒
横撲
女相撲
相撲取
撲滅
草相撲
相撲取草
引撲
素人相撲
一人相撲
張撲
撲滅論
撲飛
撲地
相撲膏
小相撲
...