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ハンドバック
ふりがな文庫
“
提紙入
(
ハンドバック
)” の例文
その時、
提紙入
(
ハンドバック
)
の色が、
紫陽花
(
あじさい
)
の
浅葱
(
あさぎ
)
淡く、壁の暗さに、黒髪も乱れつつ、産婦の顔の
萎
(
しお
)
れたように見えたのである。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
が、見掛けた目にも、若い
綺麗
(
きれい
)
な人の持ものらしい
提紙入
(
ハンドバック
)
に心を
曳
(
ひ
)
かれた。またそれだけ、露骨に聞くのが
擽
(
くすぐ
)
ったかったのを、ここで銑吉が
棄鞭
(
すてむち
)
を打った。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ところを、大木魚の下に、ヒヤリと目に涼しい、薄色の、一目見て
紛
(
まが
)
う方なき女持ちの
提紙入
(
ハンドバック
)
で。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
麓
(
ふもと
)
の西明寺の
庫裡
(
くり
)
の棚では、大木魚の下に敷かれた、女持の
提紙入
(
ハンドバック
)
を見たし、続いて、
准胝観音
(
じゅんでいかんのん
)
の
御廚子
(
みずし
)
の前に、菩薩が
求児擁護
(
ぐうじようご
)
の
結縁
(
けちえん
)
に、紅白の腹帯を据えた三方に
神鷺之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
提
常用漢字
小5
部首:⼿
12画
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
“提”で始まる語句
提灯
提
提燈
提琴
提督
提供
提携
提唱
提灯屋
提婆