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描
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かい
ふりがな文庫
“
描
(
かい
)” の例文
娘は、
室
(
へや
)
の
裡
(
うち
)
に閉じこもって、一心に蝋燭の絵を
描
(
かい
)
ていました。しかし年より夫婦はそれを見ても、いじらしいとも哀れとも思わなかったのであります。
赤い蝋燭と人魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「三四郎」には大学生の事を
描
(
かい
)
たが、
此
(
この
)
小説にはそれから先の事を書いたからそれからである。
『それから』予告
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
西王母
(
せいおうぼ
)
の
画
(
が
)
に頭の凹凸した桃の
描
(
かい
)
てあるは、その蟠桃の
極
(
ご
)
く上等なのです。支那の内地にはその種類に大層大きくって美味しくってそれこそ
東方朔
(
とうほうさく
)
が盗んで逃げそうなのもあるそうです。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
少数のものは、あの女を
描
(
かい
)
たからだと云つた。会員の一二は全く大きいからだと弁解した。大きいには
違
(
ちがひ
)
ない。幅五寸に余る金の
縁
(
ふち
)
を
付
(
つ
)
けて見ると、
見違
(
みちが
)
へる様に大きくなつた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
描
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“描”を含む語句
素描
描写
線描
描出
画描
描金
点描
絵描
指描
絞描
描示
細描
毛描
没骨描法
流描
点描法
点描派
白絵櫛描
描衣
絵描座
...