色々な意味に於てそれからである。「三四郎」には大学生の事を描たが、此小説にはそれから先の事を書いたからそれからである。「三四郎」の主人公はあの通り単純であるが、此主人公はそれから後の男であるから此点に於ても、それからである。此主人公は最後に …
著者 | 夏目漱石 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 記録 手記 ルポルタージュ |
初出 | 「大阪朝日新聞」1909(明治42)年6月20日、「東京朝日新聞」1909(明治42)年6月21日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1分(300文字/分) |