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掛持
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かけもち
ふりがな文庫
“
掛持
(
かけもち
)” の例文
軍の方では第一軍、第二軍、第三軍、第四軍を編成して、それが別々の方面へ向って出動するのに、一人の記者が
掛持
(
かけもち
)
をすることは出来ません。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
僕も詰まらない義理づくめで、講義の
掛持
(
かけもち
)
を
遣
(
や
)
るもんだから、時間のないことは御同様だ。こんな折にでも寄つてくれなけりやあ、めつたに話も出来はしない。
魔睡
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
また風を引き
風声
(
かざごえ
)
になりまして、風声と咽喉加答児とが
掛持
(
かけもち
)
を致して居りますると云う訳でもござりませんが、
何時
(
いつ
)
までもお話を致さずにも
居
(
お
)
られませんから
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それから
斯
(
か
)
ういふことがあつた。或朝田辺校長が腹が痛いといふので、甲田が
掛持
(
かけもち
)
して校長の受持つてる組へも出た。出席簿をつけようとすると、一週間といふもの
全然
(
まるで
)
出欠が付いてない。
葉書
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
持
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
“掛”で始まる語句
掛
掛合
掛念
掛金
掛物
掛声
掛茶屋
掛行燈
掛蒲団
掛川