“掛持”の読み方と例文
読み方割合
かけもち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軍の方では第一軍、第二軍、第三軍、第四軍を編成して、それが別々の方面へ向って出動するのに、一人の記者が掛持かけもちをすることは出来ません。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
僕も詰まらない義理づくめで、講義の掛持かけもちるもんだから、時間のないことは御同様だ。こんな折にでも寄つてくれなけりやあ、めつたに話も出来はしない。
魔睡 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
また風を引き風声かざごえになりまして、風声と咽喉加答児とが掛持かけもちを致して居りますると云う訳でもござりませんが、何時いつまでもお話を致さずにもられませんから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)