“捲土重来”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんどちょうらい80.0%
けんどじゅうらい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敵の袁紹えんしょうは、捲土重来けんどちょうらいして、四州三十万の兵を催し、ふたたび倉亭そうてい(山東省陽谷県境)のあたりまで進出してきたと早くも聞えた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もし項羽こううに英雄の器があれば、垢を含んでも、烏江を渡るです。そうして捲土重来けんどちょうらいするです。面目めんもくなぞをかまっている場合じゃありません。
英雄の器 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
頼朝の捲土重来けんどじゅうらいに遭って、諸所に敗れ、果ては、身の置き場もなくなったため、とうとう先頃わずかの部下をつれて降参して出た。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
捲土重来けんどじゅうらい、いかにもして栄三郎の坤竜を奪取すべき方策を思いめぐらしているところなのだ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)