頼朝の捲土重来に遭って、諸所に敗れ、果ては、身の置き場もなくなったため、とうとう先頃わずかの部下をつれて降参して出た。
捲土重来、いかにもして栄三郎の坤竜を奪取すべき方策を思いめぐらしているところなのだ。
“捲土重来”の意味
《名詞》
いちど敗れた者がふたたび力を盛り返し、反撃に転じること。「けんどじゅうらい」とも。転じて、ものごとに一度失敗した者が再起を期して準備をととのえ、再挑戦してくること。
(出典:Wiktionary)
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