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拙道
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せつどう
ふりがな文庫
“
拙道
(
せつどう
)” の例文
ソレ、
其処
(
そこ
)
に控へた小堀伝十郎、即ち彼ぢや。……
拙道
(
せつどう
)
が
引掴
(
ひっつか
)
んだと申して、決して不忠不義の
武士
(
さむらい
)
ではない。まづ言はば大島守には忠臣ぢや。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
御坊の羽黒、
拙道
(
せつどう
)
の秋葉に於いても、
旦那
(
だんな
)
たちがこの
度
(
たび
)
の
一儀
(
いちぎ
)
を思ひ立たれて、拙道
等
(
ら
)
使
(
つかい
)
に立つたも此のためぢや。申さずとも、御坊は承知と存ずるが。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
双方、
彼等
(
かれら
)
を
取替
(
とりか
)
へて、
御坊
(
ごぼう
)
は羽黒へ帰りついでに、其の
武士
(
さむらい
)
を
釣
(
つ
)
つて行く、
拙道
(
せつどう
)
は
一翼
(
ひとつばさ
)
、京へ
伸
(
の
)
して、其の
屑屋
(
くずや
)
を連れ参つて、大仏前の
餅
(
もち
)
を
食
(
く
)
はさうよ——御坊の厚意は無にせまい。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
拙
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“拙”で始まる語句
拙
拙者
拙僧
拙劣
拙作
拙斎
拙陋
拙堂
拙宅
拙寺