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拆
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さ
ふりがな文庫
“
拆
(
さ
)” の例文
ここに天の宇受賣の命、
海鼠
(
こ
)
に謂ひて、「この口や答へせぬ口」といひて、
紐小刀
(
ひもがたな
)
以ちてその口を
拆
(
さ
)
きき。かれ今に海鼠の口
拆
(
さ
)
けたり。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
天柱
拆
(
さ
)
け地維欠くとも言うべき一大凶変が突如として起り、首都東京を中心に、横浜、横須賀の隣接都市をはじめ、武相豆房総、数箇国の町村に跨がって
死体の匂い
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
譬へば殼硬き
胡桃
(
くるみ
)
の
拆
(
さ
)
き難きが如し。されど君は能く拆き能く解き給ふならん。われも猶初めて登場せし時の戰慄の
状
(
さま
)
を記せり。されど我智は我に祕訣を授けたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
その住居は岩の
拆
(
さ
)
けた間にあって雨に打たれず他の諸動物が近づき得ざる高処においてす。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
この事
白
(
まを
)
し訖へつれば、すなはち
熟苽
(
ほぞち
)
のごと
一三
、振り
拆
(
さ
)
きて殺したまひき。かれその時より御名を稱へて、
倭建
(
やまとたける
)
の命とまをす。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
▼ もっと見る
見つけ出してその木を
拆
(
さ
)
いて取り出して
生
(
い
)
かして、その子に仰せられるには、「お前がここにいるとしまいには大勢の神に
殺
(
ころ
)
されるだろう」
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
哭きつつ
求
(
ま
)
ぎしかば、すなはち見得て、その木を
拆
(
さ
)
きて、取り出で活して、その子に告りて言はく、「汝ここにあらば、遂に八十神に
滅
(
ころ
)
さえなむ」
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
ところがその海水の
乾
(
かわ
)
くままに身の皮が悉く風に吹き
拆
(
さ
)
かれたから痛んで泣き伏しておりますと、最後に來た大國主の命がその兎を見て、「
何
(
なん
)
だつて泣き伏しているのですか」
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
拆
漢検1級
部首:⼿
8画
“拆”を含む語句
眞拆
吹拆
宇都志日金拆
打拆
拆白党
根拆
石拆