打合うちあ)” の例文
お互に痛くないように大造たいそうな剣幕で大きな声で怒鳴どなっ掴合つかみあ打合うちあうだろう。うするとその辺の店はバタ/\片付けて戸を締めて仕舞うてひっそりとなる。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
伏目ふしめがふつくりとする……して、緋無地ひむぢ背負上しよひあげをとほして、めりんすの打合うちあはせのおびあひだに、これはまたよそゆきな、紫鹽瀬むらさきしほぜ紙入かみいれなかから、よこつて、して、おきなあたへた。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)