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手蹟
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しゆせき
ふりがな文庫
“
手蹟
(
しゆせき
)” の例文
翌日果して熱海より
便
(
たより
)
はありけれど、
僅
(
わづか
)
に一枚の
端書
(
はがき
)
をもて途中の無事と宿とを通知せるに過ぎざりき。宛名は隆三と貫一とを並べて、宮の
手蹟
(
しゆせき
)
なり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
もう一つ困つたことに、ガラツ八が穴の中から拾つた密書の
手蹟
(
しゆせき
)
が、源助のでも、伊之助のでも、辰藏のでも、彌十のでも、小僧達のでもなかつたことです。
銭形平次捕物控:031 濡れた千両箱
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それから
二人
(
ふたり
)
で
庫裡
(
くり
)
へ行つて、住職の坊さんに
宝物
(
はうもつ
)
を見せて貰つた。その中に一つ、銀の
桔梗
(
ききやう
)
と
金
(
きん
)
の
薄
(
すすき
)
とが入り乱れた上に美しい
手蹟
(
しゆせき
)
で歌を書いた、八寸四方
位
(
くらゐ
)
の小さな
軸
(
ぢく
)
がある。
京都日記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
平次はお品の手から手紙を受取りましたが、見覺えのある
手蹟
(
しゆせき
)
ではありません。
銭形平次捕物控:024 平次女難
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
蹟
漢検準1級
部首:⾜
18画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭