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扇
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おおぎ
ふりがな文庫
“
扇
(
おおぎ
)” の例文
青侍
(
あおざむらい
)
は、帯にはさんでいた
扇
(
おおぎ
)
をぬいて、
簾
(
すだれ
)
の外の夕日を眺めながら、それを器用に、ぱちつかせた。
運
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「ただいま、ご舎弟も見にゆかれましたが、何やら、ご家中の血気者が
物具
(
もののぐ
)
取って、
扇
(
おおぎ
)
ヶ
谷
(
やつ
)
へ仕返しに行くとか、いや先から
襲
(
よ
)
せて来るとか、ただ事ならぬ騒ぎのようにござりまする」
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
むかしの鎌倉はよかったが、戦後は、ようすが変って、なじみのうすい土地になってしまいました……私も、
扇
(
おおぎ
)
ヶ
谷
(
やつ
)
に家をもっていますが、留守番をひとりだけおいて、荒れるままにほうってある。
あなたも私も
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
「
扇
(
おおぎ
)
ヶ
谷
(
やつ
)
の細川三兄弟が、三人打ちそろって、これへまいる様子です」
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“扇”の意味
《名詞》
扇(おうぎ)
手で振って風を起こす道具。
(出典:Wiktionary)
扇
常用漢字
中学
部首:⼾
10画
“扇”を含む語句
扇子
扇形
舞扇
檜扇
羽団扇
羽扇
破扇
団扇
渋団扇
團扇
鉄扇
白扇
扇骨木
張扇
扇屋
唐団扇
白羽扇
扇橋
大団扇
絵団扇
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