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戸締
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とじま
ふりがな文庫
“
戸締
(
とじま
)” の例文
泥棒が這入ったそうですねと笑っている。
戸締
(
とじま
)
りは好くしてあったのですかと聞くから、いや、どうもあまり好くありませんと答えた。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
騎馬巡査
(
きばじゅんさ
)
が町をねり歩いては、
戸締
(
とじま
)
りをげんじゅうにするよう、家々によびかけた。小学校は午後三時には
授業
(
じゅぎょう
)
をうち切って、
児童
(
じどう
)
を
帰宅
(
きたく
)
させた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
一度泥棒が入って後、彼女は離れて独女中部屋に寝るを恐れたが、部屋に
戸締
(
とじま
)
りをつけてやると、安心して寝た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
二人は、もう畳の上に
坐
(
すわ
)
って話している事が
憂鬱
(
ゆううつ
)
になったので、僕は彼女に
戸締
(
とじま
)
りを命じて
帽子
(
ぼうし
)
とステッキを持った。彼女は、紅色の鯨帯をくるくると流して自分の
腰
(
こし
)
に結び始めた。
魚の序文
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
「旦那さま。もうここの
戸締
(
とじま
)
りをいたしてよろしゅうございましょうか」
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
「
戸締
(
とじま
)
りは?」
銭形平次捕物控:280 華魁崩れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
戸締
(
とじま
)
りをして夫の
後
(
あと
)
から入ってきたお延は
寝巻
(
ねまき
)
の上へ
平生着
(
ふだんぎ
)
の羽織を引っかけたままそこへぺたりと坐った。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「そうだ。いつもかけてある。厳重に
戸締
(
とじま
)
りしてありました」
四次元漂流
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
締
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
“戸”で始まる語句
戸外
戸
戸棚
戸口
戸惑
戸障子
戸袋
戸納
戸前
戸閉