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憂懼
ふりがな文庫
“憂懼”の読み方と例文
読み方
割合
ゆうく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆうく
(逆引き)
予、なにごとの
出来
(
しゅったい
)
せしやと疑いながらただちに披封すれば、なんぞはからん、「父大病につき、ただちに帰宅せよ」と、親戚某より寄するところの電報なり。
愕然
(
がくぜん
)
、大いに
憂懼
(
ゆうく
)
す。
妖怪報告
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
何ゆえというに、貧乏とはただ物の不足をのみ意味するのではない、欠乏の恐怖と
憂懼
(
ゆうく
)
、それがすなわち貧乏であるが、かかる恐怖はトルストイの到底知るを得ざるところだからである*。
貧乏物語
(新字新仮名)
/
河上肇
(著)
信
(
しん
)
は命を受けて
憂懼
(
ゆうく
)
為
(
な
)
すところを知らず、
情誼
(
じょうぎ
)
を思えば燕王に
負
(
そむ
)
くに忍びず、勅命を重んずれば私恩を論ずる
能
(
あた
)
わず、進退両難にして、
行止
(
こうし
)
ともに
艱
(
かた
)
く、
左思右慮
(
さしゆうりょ
)
、心
終
(
つい
)
に決する能わねば
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
憂懼(ゆうく)の例文をもっと
(3作品)
見る
憂
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
懼
漢検1級
部首:⼼
21画
“憂”で始まる語句
憂
憂鬱
憂慮
憂目
憂欝
憂悶
憂愁
憂身
憂鬱症
憂世
“憂懼”のふりがなが多い著者
河上肇
井上円了
幸田露伴