トップ
>
慰問
>
いもん
ふりがな文庫
“
慰問
(
いもん
)” の例文
江戸
開城
(
かいじょう
)
の後、予は
骸骨
(
がいこつ
)
を
乞
(
こ
)
い、しばらく先生と
袂
(
たもと
)
を
分
(
わか
)
ち、
跡
(
あと
)
を
武州
(
ぶしゅう
)
府中
(
ふちゅう
)
の辺に
屏
(
さ
)
け居るに、先生は
間断
(
かんだん
)
なく
慰問
(
いもん
)
せられたり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
同時
(
どうじ
)
に、
心
(
こころ
)
の
目
(
め
)
は、
昼間
(
ひるま
)
慰問
(
いもん
)
にきてくれた、
幼稚園
(
ようちえん
)
の
生徒
(
せいと
)
らの
混
(
まじ
)
じりけのない
姿
(
すがた
)
をよみがえらせました。そして、あの
目
(
め
)
のぱっちりした
少女
(
しょうじょ
)
の
少女と老兵士
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
嫂
(
あによめ
)
が「会社へいらっしゃるの」と聞いたけれど、返事もしないで外に出た。無論会社へ出る為ではなかった。初代の母親を
慰問
(
いもん
)
する為でもなかった。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
独り
遣
(
や
)
り場もない
惨心
(
さんしん
)
のうちに、切髪の初冬をどんなに寒く傷ましくお
生活
(
くらし
)
であろうかと、その
慰問
(
いもん
)
も永らく胸にだけ思っていたので、今日は——と、その宿志を果すために
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“慰問”の意味
《名詞》
慰 問(いもん)
病気や災害で苦しんでいる人を見舞うこと。
(出典:Wiktionary)
慰
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
問
常用漢字
小3
部首:⼝
11画
“慰問”で始まる語句
慰問袋
慰問隊