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愛鷲
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あいしゅう
ふりがな文庫
“
愛鷲
(
あいしゅう
)” の例文
竹童
(
ちくどう
)
はヒラリと身をかえして、また
以前
(
いぜん
)
のお
花畑
(
はなばたけ
)
から
陣馬
(
じんば
)
ヶ
原
(
はら
)
を
馳
(
か
)
けぬけて、
愛鷲
(
あいしゅう
)
クロを
飼
(
か
)
っておく
深林
(
しんりん
)
のくぼへ走りこんだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
みると、ひさしく
裾野
(
すその
)
からその影をたっていた、
竹童
(
ちくどう
)
の
愛鷲
(
あいしゅう
)
、——いやいや、いまでは泣き虫の
蛾次郎
(
がじろう
)
が、わがもの顔に乗りまわしている
大鷲
(
おおわし
)
だ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
たしかに、
竹童
(
ちくどう
)
の
愛鷲
(
あいしゅう
)
クロのようだったが——見ちがいであったかしら?
幻
(
まぼろし
)
であったかしら? ——と
咲耶子
(
さくやこ
)
はあとのしずかななかで
錯覚
(
さっかく
)
にとらわれた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
鷲
漢検準1級
部首:⿃
23画
“愛”で始まる語句
愛
愛嬌
愛想
愛撫
愛宕
愛惜
愛宕山
愛相
愛憎
愛娘