愛児まなご)” の例文
旧字:愛兒
愛児まなごたちよ、あんたがたは一体どういうお人かな? 物盗りかな、それとも只の逐電なのかな?」
「神の御名みなによりて命ずる。永久とこしえに神の清き愛児まなごたるべき処女おとめよ。腰に帯して立て」
クララの出家 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ちちははは国に捧ぐとひとり愛児まなご先立さきだたし老いつつ言はず
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
君が愛児まなごのため
忘春詩集:02 忘春詩集 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)
母父おもちちと妻と愛児まなごとうちいでてふりあふぐ空に不二はかかれり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
愛児まなご我などかたゆまむこの父の夜もおちず通ふ御声とほれり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
吾が愛児まなごなる。
第二海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)