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情婦
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をんな
ふりがな文庫
“
情婦
(
をんな
)” の例文
情婦
(
をんな
)
が有るのがどうしたと、かう
打付
(
ぶつつ
)
けて有仰らんのです。間さん、私貴方に向つてそんな事をかれこれ申す権利は無い女なので御座いますよ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
『彼奴の
情婦
(
をんな
)
にしちや、すこし年寄りだな』、それから二日たつた日、他の水兵達は彼の後姿を笑ひながら、さういつた。『けれど、馬鹿に仲が善ささうだな』
氷島の漁夫:01 氷島の漁夫
(旧字旧仮名)
/
ピエール・ロティ
(著)
さればお定は、丑之助がお八重を初め三人も四人も
情婦
(
をんな
)
を持つてる事は
熟
(
よ
)
く知つてゐるので、或晩の如きは、男自身の口から其情婦共の名を言はして
擽
(
くすぐ
)
つて遣つた位。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
私は金に
窮
(
つま
)
つて心中なんぞを為た、と人に
嗤
(
わらわ
)
れましても、
情婦
(
をんな
)
の体を売つたお陰で、やうやう
那奴
(
あいつ
)
等は助つてゐるのだ、と一生涯言れますのは
不好
(
いや
)
で御座います。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
詐取
(
かたり
)
で御座いますとも!
情婦
(
をんな
)
を種に詐取を致すよりは、
費消
(
つかひこみ
)
の方が罪は
夐
(
はるか
)
に軽う御座います。そんな悪事を働いてまでも活きてゐやうとは、
私
(
わたくし
)
は決して思ひは致しません。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“情婦”の意味
《名詞》
情 婦(じょうふ)
妻以外の愛人。
(出典:Wiktionary)
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
婦
常用漢字
小5
部首:⼥
11画
“情”で始まる語句
情
情夫
情人
情誼
情緒
情事
情合
情景
情死
情無