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夐
ふりがな文庫
“夐”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はるか
50.0%
はる
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はるか
(逆引き)
初月楚々として西天に懸り、群星更に光甚を争ふ。
夐
(
はるか
)
に濤声を聴くは楽を奏するを疑ひ、仰いで天上を視れば画を
展
(
の
)
ぶるが如し。
客居偶録
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
それなら、
此方
(
こちら
)
で思つてゐることが
全
(
まる
)
で
先方
(
さき
)
へ通らなかつたら、餒いのに御飯を食べないのよりか
夐
(
はるか
)
に辛うございますよ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
夐(はるか)の例文をもっと
(3作品)
見る
はる
(逆引き)
又考へて見ると、
憖
(
なまじ
)
ひ人などを信じるよりは金銭を信じた方が間違が無い。人間よりは金銭の方が
夐
(
はる
)
か
頼
(
たのみ
)
になりますよ。頼にならんのは人の心です!
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
三藏が見上げた時の尼の顏は先きに戸を開けてくれた時よりは
夐
(
はる
)
かに美しかつた。それに先きに三藏が見にくゝ哀れに思うた背の低いのも頭のいびつなのも此時は目に立たぬ。
俳諧師
(旧字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
夐(はる)の例文をもっと
(3作品)
見る
夐
漢検1級
部首:⼢
14画
“夐”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
高浜虚子
北村透谷
幸田露伴
与謝野晶子