トップ
>
悪謔
>
あくぎゃく
ふりがな文庫
“
悪謔
(
あくぎゃく
)” の例文
旧字:
惡謔
われわれはそれを排斥したのであるが、本当に生きてた異常な一
典型
(
タイプ
)
のうちにパリーは、ギリシャの赤裸とヘブライの
潰瘍
(
かいよう
)
とガスコーニュの
悪謔
(
あくぎゃく
)
とを結合している。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
神尾主膳は
悪謔
(
あくぎゃく
)
を
弄
(
ろう
)
しながら盲法師を抱き上げたものらしい。この時に盲法師は悲鳴を揚げました
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
これは
悪謔
(
あくぎゃく
)
だけれども、嘲笑ではない。実はクラインに対する敬慕親愛の表現である。クラインはよく空虚なる一般論 leere Allgemeinheit ということを言った。
回顧と展望
(新字新仮名)
/
高木貞治
(著)
赤黒い
灯火
(
ひかり
)
を宿させて、間柄助次郎の手にあまったら、ほんとうに、即座に斬り伏せようという気勢——もはや、
弄
(
もてあそ
)
び
嘲
(
あざ
)
けって
悪謔
(
あくぎゃく
)
をほしいままにしようなぞという、いたずら気は毛頭なかった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
当初
稚
(
おさ
)
なくしてまた上品な
貞門
(
ていもん
)
の俳諧を突破して、
梅翁
(
ばいおう
)
一派の豪胆なる
悪謔
(
あくぎゃく
)
が進出した際には、誰しも
鳥羽僧正
(
とばそうじょう
)
の画巻をくりひろげるような痛快さをもって、
悦
(
よろこ
)
び迎えざる者は無かったのであろうが
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
彼らは道化者のあらゆる武器を持っていたが、無数の人々の
悪謔
(
あくぎゃく
)
を相手にして他を顧みるの余裕がなかった。そして仮装の者らと群集との間に激しく
諧謔
(
かいぎゃく
)
がかわされた。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
譏刺
(
きし
)
、客気、
悪謔
(
あくぎゃく
)
、活気と呼ばるるフランス気質、ユーモアと呼ばるるイギリス気質、善趣味と悪趣味、道理と
屁理屈
(
へりくつ
)
、対話のあらゆる狂気火花、それが
室
(
へや
)
の四方八方に一時に起こり乱れ合って
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
悪
常用漢字
小3
部首:⼼
11画
謔
漢検1級
部首:⾔
16画
“悪”で始まる語句
悪
悪戯
悪口
悪寒
悪魔
悪辣
悪漢
悪罵
悪戯者
悪業