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悪智恵
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わるぢえ
ふりがな文庫
“
悪智恵
(
わるぢえ
)” の例文
かの
狡猾
(
こうかつ
)
な
悪智恵
(
わるぢえ
)
のある
男
(
おとこ
)
は、
部下
(
ぶか
)
をたくさんにもっていました。
男
(
おとこ
)
は、どうかして、
二人
(
ふたり
)
を
殺
(
ころ
)
して、あの
光
(
ひか
)
るものを
奪
(
うば
)
い
取
(
と
)
ろうと
思
(
おも
)
いました。
幸福に暮らした二人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
伊賀井の殿様に
悪智恵
(
わるぢえ
)
をつけて、八方から清水屋の
父娘
(
おやこ
)
を責めさいなんだ。金ずく、義理ずく、それでもいけないとなると、今度は腕ずくで
脅
(
おど
)
かした
銭形平次捕物控:211 遠眼鏡の殿様
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
で、そのつづみの与の公一代の
悪智恵
(
わるぢえ
)
というのは、こうである。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
いちばん
狡猾
(
こうかつ
)
な、
悪智恵
(
わるぢえ
)
のある
年
(
とし
)
とった
男
(
おとこ
)
だけは、みんなが
手
(
て
)
にとって
不思議
(
ふしぎ
)
そうにながめている
銀貨
(
ぎんか
)
に、
自分
(
じぶん
)
一人
(
ひとり
)
は
手
(
て
)
を
触
(
ふ
)
れようともせずに、すこし
隔
(
へだ
)
たったところから
幸福に暮らした二人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
解剖などということの行われなかった昔、人間の体内に撃ち込んだ兇器は、そのまま死骸とともに大地の下に埋められて、永久に解るはずはないと思ったのは恐るべき
悪智恵
(
わるぢえ
)
です。
銭形平次捕物控:297 花見の留守
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
悪
常用漢字
小3
部首:⼼
11画
智
漢検準1級
部首:⽇
12画
恵
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
“悪智”で始まる語句
悪智慧
悪智