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悪摺
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わるず
ふりがな文庫
“
悪摺
(
わるず
)” の例文
彼はまだそれを超越するほど
頽廃的
(
たいはいてき
)
になってもいなければ、またそれほど人として
悪摺
(
わるず
)
れてもいなかった。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
鬢太
(
びんた
)
に
火傷
(
やけど
)
ッ
禿
(
ぱげ
)
の一つもあるか、
額
(
ひたい
)
に向う傷でも持たなければ、
鍛冶屋
(
かじや
)
職人らしくないが、百は、その鍛冶職でいて、ひどく、
無垢
(
むく
)
な、
悪摺
(
わるず
)
れの見えない男だった。
野槌の百
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ちよつと見ると、それは大人を小馬鹿にしてゐるのだとしか思へないので——今までもそれを
悪摺
(
わるず
)
れのせゐにしてゐたものだが、それの間違ひであつたことが、
較々
(
ほゞ
)
感づけて来た
訳
(
わけ
)
だつた。
チビの魂
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
どこの道場にもいる万年門弟という
悪摺
(
わるず
)
れのした連中が
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
悪
常用漢字
小3
部首:⼼
11画
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
“悪”で始まる語句
悪
悪戯
悪口
悪寒
悪魔
悪辣
悪漢
悪罵
悪戯者
悪業