“較々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やや50.0%
やゝ25.0%
ほゞ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
加之しかのみならず較々やや完全に近かつた雅典の人間より、遙かに完全にとほざかつた今の我々の方が、却つて/\大なる希望を持ち得るではないか。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
加之しかのみならず較々やゝ完全に近かつた雅典アテーネの人間より、遙かに完全にとほざかつた今の我々の方が、却つて/\大なる希望を持ち得るではないか。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
ちよつと見ると、それは大人を小馬鹿にしてゐるのだとしか思へないので——今までもそれを悪摺わるずれのせゐにしてゐたものだが、それの間違ひであつたことが、較々ほゞ感づけて来たわけだつた。
チビの魂 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)