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悪戯心
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いたずらごころ
ふりがな文庫
“
悪戯心
(
いたずらごころ
)” の例文
と、ひとり
合点
(
がてん
)
をして泣き虫の蛾次郎、
止
(
よ
)
せばよいのに
性懲
(
しょうこ
)
りもなく、また
悪戯心
(
いたずらごころ
)
をおこして、竹童の後からピタピタとついていった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大木の上から事の
体
(
てい
)
を一通り見下ろした米友は、その無雑作に立てかけられた十文字の九尺柄の槍を見ると、むらむらと
悪戯心
(
いたずらごころ
)
が起りました。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
丸髷
(
まるまげ
)
姿の
旧
(
ふる
)
い型の一人の女性しか知らず、センセイショナルな世間の恋愛事件をも冷やかに看過して来た不幸な一人の老作家を、浮気な
悪戯心
(
いたずらごころ
)
にせよ打算にせよ
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
ねりにねりあげた両腕は夜ごとにむずかゆくなり、わびしい気持ちでぽりぽりひっ
掻
(
か
)
いた。力のやり場に困って身もだえの果、とうとうやけくそな
悪戯心
(
いたずらごころ
)
を起し背中いっぱいに
刺青
(
いれずみ
)
をした。
ロマネスク
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
年甲斐もない
悪戯心
(
いたずらごころ
)
がさせた業でございます、仔細はいずれおわかりになりましても、お聞捨てにあそばして下さりませ。
大菩薩峠:34 白雲の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
と、
悪戯心
(
いたずらごころ
)
が、
忌々
(
いまいま
)
しさを
唆
(
そそ
)
って来て、なにか、思いついたらしく、そっと石の上から脚を下そうとすると
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
悪
常用漢字
小3
部首:⼼
11画
戯
常用漢字
中学
部首:⼽
15画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“悪戯”で始まる語句
悪戯
悪戯者
悪戯盛
悪戯児
悪戯好
悪戯気
悪戯書
悪戯小僧
悪戯子
悪戯許