“いたずらごころ”の漢字の書き方と例文
語句割合
悪戯心100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねりにねりあげた両腕は夜ごとにむずかゆくなり、わびしい気持ちでぽりぽりひっいた。力のやり場に困って身もだえの果、とうとうやけくそな悪戯心いたずらごころを起し背中いっぱいに刺青いれずみをした。
ロマネスク (新字新仮名) / 太宰治(著)
年甲斐もない悪戯心いたずらごころがさせた業でございます、仔細はいずれおわかりになりましても、お聞捨てにあそばして下さりませ。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と、悪戯心いたずらごころが、忌々いまいましさをそそって来て、なにか、思いついたらしく、そっと石の上から脚を下そうとすると
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)