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悄々
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しお/\
ふりがな文庫
“
悄々
(
しお/\
)” の例文
と云いながら出ましたが、これが別れになる事かと
悄々
(
しお/\
)
として
往
(
ゆ
)
きます。叔父も多助の言う事が心に掛りますから戸口まで駆出して来まして
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
中尉は、
時
(
シ
)
を、六角の眼でじいッと睨みつけていた。支那人は、罪人のように、
悄々
(
しお/\
)
とうなだれて立上った。そして、力なく肩をすぼめて、
音響
(
ひゞき
)
一ツ立てずに去ってしまった。
武装せる市街
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
悄々
(
しお/\
)
として遣って参った男がある、目早くも認めましたから、身を
交
(
かわ
)
そうと致しましたが其の
間
(
ま
)
がございませんで
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
すると、どこからか、
悄々
(
しお/\
)
として「紋」が出てきた。
「紋」
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
廊下を
二足
(
ふたあし
)
三足
(
みあし
)
行
(
ゆ
)
きにかゝりましたが、
是
(
こ
)
れがもう主人の顔の見納めかと思えば、足も先に進まず、又振返って主人の顔を見てポロリと涙を流し、
悄々
(
しお/\
)
として
行
(
ゆ
)
きますから
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
と馬の口を取りまして、
悄々
(
しお/\
)
として粥河圖書は真堀口を降りまして立去りました。
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
とお竹の
後
(
あと
)
に附いて
悄々
(
しお/\
)
と二階を下りる。
此方
(
こちら
)
は益々
哮
(
たけ
)
り立って
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と云いながら
悄々
(
しお/\
)
として申しまするには
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と云われ仙太郎は
悄々
(
しお/\
)
と
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
悄
漢検1級
部首:⼼
10画
々
3画
“悄”で始まる語句
悄然
悄気
悄
悄氣
悄気返
悄乎
悄沈
悄気切
悄気方
悄悄