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思合
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おもいあわ
ふりがな文庫
“
思合
(
おもいあわ
)” の例文
こういう児であったればこそと
先刻
(
さっき
)
の事を
反顧
(
はんこ
)
せざるを得なくもなり、また今
残
(
のこ
)
り
餌
(
え
)
を川に投げる方が宜いといったこの児の語も
思合
(
おもいあわ
)
されて
蘆声
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
慶三はお千代が芸者をしている時分には
能
(
よ
)
く今度の様な不始末を見せた女である事を
思合
(
おもいあわ
)
せた。よくよく考えて見るとお千代ほどだらしのない女はない。
夏すがた
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
六郎氏が運転手に与えた手袋の飾釦がとれていたことなど
思合
(
おもいあわ
)
せば、かの屋根裏に潜んでいた者は、当の小山田六郎氏ではなく、大江春泥であったと、そんな不合理な事が考えられるでしょうか。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
数日の後先生再び京都に
赴
(
おもむ
)
かんとせらるるや我いかにしけん今までは一度も先生を停車場に送りたる事なかりしを。
後
(
あと
)
にて
思合
(
おもいあわ
)
すれば虫が知らせしなるべし。
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
去年からの疑惑とを
思合
(
おもいあわ
)
せて、これから先どんな事が起るかも知れないと、急に空おそろしくなって、今まで神信心は
勿論
(
もちろん
)
、お
御籤
(
みくじ
)
一本引いたことのない身ながら
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
思
常用漢字
小2
部首:⼼
9画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“思”で始まる語句
思
思召
思出
思案
思惑
思惟
思慮
思想
思切
思遣