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怖
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おぞ
ふりがな文庫
“
怖
(
おぞ
)” の例文
それは、おどろ
怖
(
おぞ
)
ましい色であり、
靄
(
もや
)
であって、その物凄まじいおののきには、自分の心臓すらも、観客は見出せないほどであった。
人魚謎お岩殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
沈黙の中で
凝
(
じっ
)
と虚空から見つめているものがある気がして、なにか由々しい
怖
(
おぞ
)
ましげな力が、ぞくぞくと身の上に襲いかかってくるのを感じた。
潜航艇「鷹の城」
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
すると、おどろ
怖
(
おぞ
)
ましい薄ドロにつれて、下手から、
菰
(
こも
)
をかぶった一枚の杉戸が流れ寄る。
人魚謎お岩殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
硬
(
こわ
)
ばりまでした父が——しかも八尺もの地下に葬られたはずの父が、いつの間にか船に乗り込んでいて、私の前に、あの
怖
(
おぞ
)
ましい姿を現わしたのですから、私は、土をかき分け
紅毛傾城
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
怖
常用漢字
中学
部首:⼼
8画
“怖”を含む語句
恐怖
怖々
可怖
驚怖
怖気
畏怖
怖毛
物怖
怖怖
空怖
恐怖心
懼怖
恐怖症
怖気立
怖気付
大畏怖
利牙爪可怖
怖氣
怖畏
怖味
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