こころ)” の例文
彼は、古鉄砲でウンと儲けた内川から約束通りのものをせしめようとこころがけていた。今にも出してよこすか、今か、今か、と待っていた。——幹太郎は、それを知っていた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
切切として湧き上るこの感謝のこころ、抑へても抑へきれぬこの念。
切切として湧き上るこの感謝のこころ、抑へても抑へきれぬこの念。
愛の詩集:03 愛の詩集 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)