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心遣
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こころづかい
ふりがな文庫
“
心遣
(
こころづかい
)” の例文
しかしこんな
心遣
(
こころづかい
)
は
事実
(
じじつ
)
においても、
普通
(
ふつう
)
の
論理
(
ろんり
)
においても
考
(
かんが
)
えて
見
(
み
)
れば
実
(
じつ
)
に
愚々
(
ばかばか
)
しい
次第
(
しだい
)
で、
拘引
(
こういん
)
されるだの
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
実はそんな
心遣
(
こころづかい
)
をしなくとも、守がさい前窓の外を見た時、もうその辺に人影さえなかった程だから、賊はとっくに逃げ去ってしまったに違いないのだけれど。
妖虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
とにかく、こんな
心遣
(
こころづかい
)
が多少病的なものであることは、彼も自分で気がついている。しかし、自己的な虚栄的なこういう気持を、別に、死んだ伯父に対して済まないとは考えない。
斗南先生
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
その生きるための空気については、あるのが当然だと思っていまだかつて
心遣
(
こころづかい
)
さえした事がない。その
心根
(
こころね
)
を
糺
(
ただ
)
すと、吾らが生れる以上、空気は無ければならないはずだぐらいに観じているらしい。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許