トップ
>
心懸
>
こころがか
ふりがな文庫
“
心懸
(
こころがか
)” の例文
と、小三郎を始め、死ぬべき人々も、
心懸
(
こころがか
)
りに待っていたが、何で起って行ったのか、賀相はいつまでも戻って来なかった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と呼びかけられ、ぱッちりとした目を
睜
(
みは
)
って、
豊
(
ゆたか
)
な頬を傾けたが、くっきりとした眉のあたり、
心懸
(
こころがか
)
りのない風情。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
私ヤ、まア、勝手なことばかり言つて居たが、長二や、其れよりもお前の
嫁
(
よめ
)
の決らないのが、誠に
心懸
(
こころがか
)
りだよ、
何
(
どう
)
だエ、
未
(
ま
)
だ矢ツ張り心当りが無いか
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「さあ、
母様
(
おっかさん
)
のことも大抵いい出しはなさらないし、
他
(
ほか
)
に、別に、こうといって、お
心懸
(
こころがか
)
りもおあんなさらないようですがね、ただね、始終心配していらっしゃるのは、新さん、あなたの事ですよ。」
誓之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
“心”で始まる語句
心
心配
心地
心持
心算
心細
心得
心底
心臓
心許