“御麾下”の読み方と例文
読み方割合
ごきか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ただこのたびの合戦は、いつもの如く、御麾下ごきかに従うて参るのと違うて、脇坂甚内の一家の兵をもって戦わねばなりませぬ」
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いや。……昨夜おそく、三河の足助重範あすけしげのりが、一族百名余をつれて、はやくも御麾下ごきかに参じました」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それよりは、とく、一つ一つの紋をごらんなされませ。この家々の紋には御記憶があるはずです。かつては、御麾下ごきかに従い、将軍の御馬前に働いていたやからの紋ではござりませぬか」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)