“御奥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おく50.0%
おんおく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つまり、貴方だって、何時か一度は、御奥おくさんを貰う積りなんでしょう。いやだって、仕方がないじゃありませんか。そう何時までも我儘わがままを云った日には、御父さんに済まないだけですわ。だからね。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それから「御奥おくさんは」とたずねた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
砂金かね売りの吉次きちじと申しまする。おやかた様か、御奥おんおくかたに、さよう、おつたえ下されば、おわかりでございまする」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御奥おんおく女房衆へ。——とある二通のそれをひらいて、その品々の名目を読み入っていた信長は
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)