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御厩河岸
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おうまやがし
ふりがな文庫
“
御厩河岸
(
おうまやがし
)” の例文
「
御厩河岸
(
おうまやがし
)
から、石原へ行つたに違ひない、が、金と女を積んで、御船手や橋番の眼を潜るのは厄介だから、多分上手へ漕ぎだしたらう」
銭形平次捕物控:046 双生児の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
御厩河岸
(
おうまやがし
)
の
渡
(
わたし
)
を越して
彼方
(
かなた
)
に
横
(
よこた
)
わる
大川橋
(
おおかわばし
)
の橋間からは、遠い
水上
(
みなかみ
)
に散乱する
夜釣
(
よづり
)
の船の
篝火
(
かがりび
)
さえ数えられるほどになると
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「いやだねえ、昨日は
御厩河岸
(
おうまやがし
)
に親子の抱き合い心中があがったし、なんて世の中だろう」
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「
御厩河岸
(
おうまやがし
)
から、石原へ行ったに違いない、が、金と女を積んで、御船手や橋番の眼を
潜
(
くぐ
)
るのは厄介だから、多分上手へ
漕
(
こ
)
ぎだしたろう」
銭形平次捕物控:046 双生児の呪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
御厩河岸
(
おうまやがし
)
の
榧寺
(
かやでら
)
には虫歯に
効験
(
しるし
)
のある
飴嘗
(
あめなめ
)
地蔵があり、
金竜山
(
きんりゅうざん
)
の
境内
(
けいだい
)
には塩をあげる塩地蔵というのがある。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
それと同じように
御厩河岸
(
おうまやがし
)
の
渡
(
わた
)
し
鎧
(
よろい
)
の
渡
(
わたし
)
を始めとして市中諸所の渡場は、明治の初年架橋工事の
竣成
(
しゅんせい
)
と共にいずれも跡を絶ち今はただ浮世絵によって当時の光景を
窺
(
うかが
)
うばかりである。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
厩
漢検準1級
部首:⼚
14画
河
常用漢字
小5
部首:⽔
8画
岸
常用漢字
小3
部首:⼭
8画
“御厩”で始まる語句
御厩
御厩橋
御厩谷
御厩舎
御厩川岸